【最初から味出しサイコーな状態です】
¥16800の品
僕とサトシーノ(中本智士)のコラボブランド「111(トリプルワン)」のTシャツも、早いもので第3弾を迎えました。以前、手がけた2モデルは、とにかくタフであることに主眼を置いて、極上な素材と、普遍的なシンプルなデザインの掛け合わせでしたが、丈夫過ぎて、味わいが出るまで時間がかかるという声もチラホラ……。そこで、今回は最初から味出しをした着やすいTシャツを目指しました。
ところが、生地を替えると隅々のバランスが変わってくるため、これまで苦労して突き詰めてきたシルエットもつくり直すことに。イタリア製のTシャツはフィット感がいいけれど、生地が繊細で味わいという点ではイマイチじゃないですか。一方の、USAコットンTの代表格である「Goodwear(グッドウェア)」は着込んでいくうちに出てくる味わいは好きだけど、大きさがアメリカンサイズのため体に合わないんですよ。その折衷案というか、いいとこ取りをして、今回では前よりもう少しフィットするようにしました。
生地にはヴィンテージ加工を施していて、すでに着込んだかのような柔らかな風合いが楽しめます。また、色はブラック一色ですが、洗濯して少し色落ちしてしまったような墨黒を表現しました。新品でも探せば似たものがあるかもしれませんが、個人的にあの新品特有の匂いが苦手なんですよね。新品の感じは好きだけど、そういった事情で躊躇してしまっていた人には絶対におすすめです(苦笑)。
着こなしは、スウェットシャツやデニムと合わせた王道のスタイルがいいでしょうね。足元はCONVERS(コンバース)のブラックの「ALL STAR(オールスター)」、サングラスはRay-Ban(レイバン)の「Wayfarer(ウェイファーラー)」とかね。お洒落を狙って着るんじゃなくて、体がしっかりできていて、ものがわかる人に着てほしいと思っています。あえて言うなら、6代目ジェームズ・ボンドのダニエル・クレイグかなあ(苦笑)。